緊急声明(平成15年10月10日)

 本日10日、衆議院は解散された。この解散に伴い、我らの悲願である「昭和の日」法案は、自動的に廃案になった。

 先の通常国会において、我らは「昭和の日」推進議員連盟所属議員各位とともに力を合わせ、衆議院での内閣委員会採決・本会議採決、参議院での継続審議と事を運んだ。この臨時国会では参議院を通過し、成立するものと確信していた我らとしては、今回の廃案は夢想だにしなかった事態である。

 「昭和の日」法案をこのように廃案に追ひ込んだ責任がいづこにあるのか、関係する政治家は天下に明示すべきである。

 我らの常識によれば、継続審議とは、国会が開会されれば、直ちに審議入りし前回積み残しの継続法案を決済する、これである。

 我らの常識と余りにもかけ離れた今回の措置は、多くの心ある国民への裏切りであり、納得出来ない。

 今回、「昭和の日」法案を国会対策上及び選挙対策上、廃案に追い込んだ政治家の志の低さの哀れを思うと同時に、そうした政治家のなすがままにまかせた我らの力不足を深く痛感し反省する。

 しかし、衆議院は解散された。すでに「昭和の日」法案は廃案になった。この厳しい現実をうけ、我らは再び起ち上がる。170万署名を寄せていただいた良識ある国民の真心を無にすることなく、平成4年より続けてきた11年間にわたる国民運動を継続発展させ、来るべき国会にて見事「昭和の日」を実現するために、渾身の力をふりしぼる。

 以上、声明する。

平成15年10月10日

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